紅参と好転反応
ツイート紅参と好転反応の関係
初めて紅参を摂取すると一時的に、
下痢・湿疹などの好転反応が稀に生じる場合があります。
紅参は昔から、効果的な漢方薬として利用されてきました。
紅参は、「神農本草経」という書に代表的な上薬として記載されています。
上薬とは、命を補う薬いわゆる不老長寿の薬のことで、
長期的に服用しても毒が無く、長く服用するほど健康になるとされています。
しかし、こんなに体に良いとされる紅参ですが、
初めて服用することで、体にとって好ましくない反応が出ることがあります。
これは、副作用とは別のもので、好転反応といわれるものです。
好転反応というのは、今まで悪い状態であった体質が、
急激に改善されるため、その変化に対応するために体に現れる反応です。
体が弱っている場合や病気をしている場合に
身体を急激に回復させようとして起こると考えられています。
こうした体の反応を経て、体はより健康な状態になっていきます。
また、このような好転反応があると、体に合わないと思いがちですが、
まったく逆で、むしろ紅参が体によく効いているという証拠でもあります。
しかし、好転反応を知らない方は、
突然現れる症状のため、副作用と勘違いしてしまいます。
この好転反応の程度というのは人によってそれぞれで、
全く感じないという人もいれば非常にきつく感じるという人もいます。
この好転反応は、しばらくすれば、体が調整されて収まってきます。
これは、体が正常に近づいてきた証拠だとされています。
紅参の主な好転反応の例
・大量の便の連続
・頭痛、偏頭痛
・かすみ目、目やに
・胃痛、胃けいれん
・せき、喘息
・アレルギー
・異常な色の尿
・ガス、便秘
・吐き気、目まい
・のどが渇く
・酷い眠気
・疲労感
・胸焼け
・下痢、発熱
・食欲減退
・けいれん
・鬱、イライラ、悪態をつく
・吹き出物、かゆみ、肌荒れ、アトピー、湿疹
・女性特有で、レバーの固まりのような出血
紅参の好転反応時の対処
基本的には、服用してでてしまった好転反応が
それほど不快でなければ、我慢して紅参の服用を継続したほうが良いでしょう。
しかし、好転反応がどうしても我慢できなかったり、
服用を継続できないほど不快な症状がでたら以下のとおりにしましょう。
粒数、摂取量を減らす
飲む時間帯を変える
一旦飲むのを中止し、症状が治まったら再び1日1粒から始める
このような初期変化は、約一週間〜三週間くらいが通常で、
長くても1ヶ月程度ですので、様子を見ながら服用してください。
好転反応の症状が、なかなか安定せず長引く場合、
病気など他の原因も考えられるので、服用を一旦中止していただき、
できれば、漢方に詳しい薬剤師や医師にご相談ください。
ちなみに、一般的な病院の医師や調剤薬局の薬剤師ですと、
漢方薬に疎い方もいるため、正しい解答や改善方法が得られない場合もあります。
実際、私のお客様で、高血圧の場合の紅参の服用について
調剤薬局の薬剤師に相談したところ、
紅参と白参の違いもわからず、正しい解答が得られませんでした。
また、西洋医学系の病院の医師も、紅参と白参の違い知りませんでした。
⇒紅参とはに紅参と白参の違いが説明されています。
その相談されたお客様は、好転反応の様子をみつつ、
服用を継続してもらいましたら、高血圧が改善し、
病院のお薬を飲まなくても良い状態まで改善しました。
ちなみに、高血圧の方は、朝鮮人参を服用すると
血圧が上がってしまうとされており、服用を控えるようにと言われます。
これは、正しいようで間違いなのです。
紅参と違い、白参は高血圧の方が服用すると、血圧を上げてしまいます。
そのため、白参は服用を控えねばなりません。
しかし、紅参の場合は、血圧を上げないようにして安定させる効果があります。
このようなケースも実際ありますので、
不安な方は、信用のおける漢方に詳しい医師や薬剤師にご相談ください。
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